ちょっと寄り道、トマトの歴史を知りたい

トマトの原産地、どこだかご存知ですか? 実は私はこれを知ったとき、「ええ?!」と思ってしまいました。

 

トマトの原産地は、南アメリカのアンデス山脈の高原地帯です。

 

なんとなく、トマト=スペイン、あるいはイタリア、というイメージがあったので、正直驚きました。更に、もっと驚くことに、トマトは、ナス目ナス科なナス属なんです。あの似ても似つかないナスの仲間で、そのうちの一種がトマトというわけ。

 

昔は「トマト属」に分類されていたのですが、1990年代にナス属に戻ることになりました。

 

このトマトが初めて作られ始めたのは、8世紀の初頭でした。まだインカ帝国やアステカ文明が残っていた時代です。16世紀にスペイン人が南アメリカを席巻し、ジャガイモなどの種と一緒に、「戦利品」として持ち帰られたことにより、世界に広まります。ようするに、ヨーロッパが「トマト」という「文化」を知ったのは、比較的近年である、ということです。

 

しかしトマトが現在のように当たり前に「食材」として用いられるには、それから更に200年のときを待たなければなりません。なぜならトマトは、毒性のある花に似ていたため、初めは毒物であり、観賞用でしか使えないと思われていたからです。

 

日本の歴史に初めて登場するのは、1668年。絵師である狩野探幽の絵にその存在を見ることができます。しかし日本でも、ヨーロッパ同様「食用」として用いられるには時間がかかりました。なんとその導入は明治から! 西洋野菜の一つとして取り入れられました。

 

栽培は8世紀から、しかし世界で食べられるようになるには、それから千年近くの時間が必要だったと思うと、トマトという食材は「歴史をその身にたたえる食べ物」と言えるのかもしれません。

 

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トマトの種類
トマトはナス科の植物で豊富な種類があります。こことでは代表的なトマトの種類について紹介します。
フルーツトマト
フルーツトマトとは、その名前の通り、果物のような甘みをたたえたトマトのことです。これは品種名自体を指すものではなく、「高糖度にした」トマト全体を指します。
ドライトマト
ドライトマトは、その名前の通り、「トマトを乾燥させたもの」です。大きなトマトがドライトマトに使われることは非常に稀で、ほとんどがミニトマトを乾燥させたものです。
ミニトマトとプチトマト
大きなトマトを「普通のトマト」だとすると、それより小さいミニチュアサイズのトマトは何と呼ぶのでしょう? ミニトマト? それともプチトマト? あなたはどちらで呼んでいるでしょうか。
トマトの栽培方法
トマトの栽培は、実はそんなに難しくありません。特にミニトマトは扱いやすく、素人でも簡単にできて、失敗が少ないです。実際、私もまったくの素人でしたが、今年、無事に実を結びました。
トマトの旬
トマトの旬は、6〜9月の盛夏であるとされています。トマトは高温多湿を嫌う性質があるのに、なんで梅雨&高温の夏が旬なの? という疑問もあるでしょう。 これは一重に、トマトの歴史によります。
トマト栄養素
トマトは、人間にとって有用な栄養素をたくさん持っています。代表的なところでは、ビタミンA、ビタミンC。両方とも美容に欠かせない栄養素ですね。他には、あまり聞きなじみのないビタミンHやビタミンPも含んでいます。
トマト効果
トマトには豊富なビタミンとリコピンが含まれています。それによりさまざまな健康美容効果を発揮することができます。
トマトとダイエット
野菜の中には意外にカロリーが高いものもあるため、ある程度満腹感があってカロリーが結構抑え目なトマトは、ダイエットにも効果的ですね。